優秀選手賞の表彰式を実施

2019年3月29日に境港市にて「一般財団法人鳥取県サッカー協会 2018年度優秀選手賞」の表彰式を実施しました。
今回受賞したのは、本協会女子登録チームのアクシーノ境港に所属する山﨑優子選手です。
山﨑選手は、2018年4月に韓国で開催された「第4回アジア太平洋ろう者サッカー選手権大会」にデフサッカー日本女子代表選手として出場し優勝に貢献する活躍をされました。国際大会で活躍したことから、本協会の表彰規定に則り表彰を行いました。
本協会 池田洋二会長から山﨑選手に対し表彰状と副賞を贈呈しました。


4回アジア太平洋ろう者サッカー選手権大会 戦績
 
426日(木)vs ネパール @Changwon Sports Park
 結果 150 山﨑選手:3得点 [試合報告] 

430日(月)vs 韓国 @Changwon Sports Park
 結果 110 山﨑選手:2得点 [試合報告

 

■受賞インタビュー 山﨑優子選手

Q.優勝したときの気持ちは?
「すごく嬉しかったです。チームのみんなでゴールを目指し頑張れていたことが良かったです。」

Q.自身のプレーの特徴は?
「サイドハーフで、クロスボールを蹴り入れるプレーが得意です。私が蹴ったボールを仲間が合わせてくれるのが嬉しいです。

Q.ろう者(デフ)サッカーの特徴や見どころは?
「試合中やハーフタイムの時の個人個人の主張や積極的な意見を伝えあっているところがすごいです。戦術の確認やコミュニケーションは手話や、作戦ボードを使って確認します。普段のサッカーよりは、細かく確認していると思います。また、補聴器を外してプレーしているため全く聞こえないので、首を振って観てたくさんの情報を得ることを大切にしています。」

Q.将来の目標や、目標としている選手は?
「サッカー日本女子代表元キャプテンの宮間あや選手のような正確なボールを蹴れる選手を目指したいです。ろう者であっても、なでしこジャパン、日本代表選手を目指したいです。」

Q.次の目標は?
「次は、2019111日~12日に香港で開催される『第9回アジア太平洋ろう者競技大会』があります。その大会に出場できるように練習や合宿を頑張り、大会に出場できればゴールをたくさん決めて優勝しデフリンピック出場を目指します。」

 🌸第9回アジア太平洋ろう者競技大会 夏季デフリンピック2021アジア予選
 🌸2019111日~12日@香港
 (ろう者のオリンピックといわれるデフリンピック出場を目指す)

 

■ アクシーノ境港 遠藤稔 チーム代表コメント

「地元チームから世界で戦う選手がいてくれることは非常に嬉しいです。聴覚障害というハンデを感じさせないくらいのプレーレベルの高さや向上心のある積極的な姿勢は、他の選手にとても刺激になっています。世界を相手に、しっかり頑張ってほしいです。」

■ 一般財団法人鳥取県サッカー協会 池田洋二 会長コメント

「日本代表の選出、アジア大会の優勝、おめでとうございます。障害の有無に関係なく、地元出身のサッカー選手として世界の舞台で活躍したことは、県内のサッカー関係者にとって非常に嬉しいことです。これからも練習に励んでもらい、地元境港の大部由美さんに次ぐ日本の女子サッカーを牽引するような選手を目指して頑張ってほしいと思います。」


■ 山﨑優子(やまさき ゆうこ)
 米子市出身、境港市在住の中学生。幼少期を南部町で過ごす。保育園のときに父親とボールを蹴ったことがサッカーのスタート。小学6年生のときに初めてデフサッカー日本女子代表合宿に参加した。現在、境港市内の中学校に通いながらアクシーノ境港に所属しサッカーの活動を続けている。
(所属歴)南部町サッカースポーツ少年団-アクシーノ境港