審判員研修会の活動報告です。
まずは、第5回鳥取県レフェリーアカデミー(鳥取県RAcad.)を開催しました。
鳥取県サッカー協会審判委員会主催により、鳥取県サッカー協会所属のサッカー3級審判員が2級審判員昇級試験に合格することを目的とした「鳥取県レフェリーアカデミー(鳥取県RAcad.)」を8月17日(日)にオンラインにて開催しました。
主な研修内容は以下のとおりです。
・競技規則模擬テスト・・・・・競技規則の理解度を確認するため、模擬テストの実施
・映像研修の振返り及び開設・・・コンシダレーションポイントを踏まえた解説
参加者コメント(一部抜粋)
〇映像を用いてコンシダレーションポイントを確認しながら事象の確認ができました。事象の結果だけで判断せずに、事象を見極めて判断することや懲戒罰の理由と内容が一致するようにすることが大事であることが理解できました。
〇映像での研修でしたが、特に「飛びかかる」事象について勉強になりました。実際にチームの戦術や時間帯などでロングボールを蹴るチームがある中で、攻撃側競技者、守備側競技者が競るシーンがあり、どちらのファウルかの判断をしますが、なかなか難しく、自分自身も迷うことがあります。争点を見極めて、笛を吹くのであれば、なぜ笛を吹いたのか説明できるよう、判定の精度を上げていこうと思います。
〇映像テストの振り返りで、チャージの映像をファウルと認識していたが、映像を止めながらコンタクトポイント等の解説をされたので判定基準の見方を再認識することが出来て良かったです。競技規則テストを定期的に実施する中で、自分が何を理解出来ていないのかが分かるので、次の課題点が見つけやすく、また、想定外の事態を想定した問題を解くことで実際の試合でも対応がスムーズに行えると思いました。
続いて、鳥取県サッカー協会審判委員会主催により、鳥取県サッカー協会所属のサッカー2級・3級審判員が、副審に関するプラクティカルトレーニングを通して、正しいポジショニングやオフサイドの判定を高めることを目的とした「副審研修会」を8月12日(火)に東郷運動公園にて開催しました。
主な研修内容は以下の通りです。
・プラクティカルトレーニング・・・ポジショニングとオフサイドの判定の実践
参加者コメント(一部抜粋)
〇最近の試合では、副審を担当することが多く、副審は専門性が高いものと思っています。実際に副審をして、ラインを常に合わせるのは集中力が必要です。今回の研修では、情報が多いと判断が難しくなることや、メンタル面でフラッグアップするメンタルになると挙げてしまうという技術以外のところが学びになりました。次回副審を担当する時があればメンタル面の技術以外も頭に入れて、集中してラインを見て判断していこうと思います。
〇練習を重ねていくうちにタイトな判定ができ、際どい判定においても精度を上げる事が出来たので良かったです。
〇副審は、オフサイド判定に関して、ポジショニング[sanitize] 「命」(大前提)であるという言葉に始まり、今年度中国地域や鳥取県内でオフサイド判定の精度が向上していると伺いました。特に印象に残ったのは、オフサイドラインをキープした中でオフサイドラインとなる守備側競技者の手前(副審側)からボールや攻撃側競技者が飛び出してくるのか奥側(副審の反対サイド)から飛び出してくるのか、どちらが副審をしていてジャッジしやすいかといった視点を持つことができたということです。私は、これまでこのことを意識していなかったため、まずこの視点を持つことができただけでも、オフサイドを判定することについての奥深さを知ることができました。
また、鳥取県サッカー協会審判委員会主催により、鳥取県サッカー協会所属のサッカー2級・3級ユース審判員が、判定基準の確立に向けてコンシダーレーションポイント(考慮事項) を整理すること及び審判員としてのプレゼンス(存在感) を高める表現方法を確立することを目的とした「ユース審判員研修会」を7月23日(水)に上灘コミュニティーセンターにて開催しました。
主な研修内容は以下の通りです。
・競技規則についての演習・・・競技規則に規定されている反則について、自身の見解を整理し、参加者同士によるプレゼンテーションの実施
・レクチャー「押さえる・押す」について・・・現役J1 担当による講義
参加者コメント(一部抜粋)
〇言語化や、人の前で話すコミュニケーション能力を向上させることが出来たことと、講師から改めて教わった考慮事項やコンシダレーションポイントなどが、改めて学べて良かったです。
〇今回の研修会までは、考慮事項やコンシダレーションポイントという言葉の意味を理解していなかったけれど、研修会を受けさせていただいて考慮事項等の言葉の意味も理解することが出来ました。ファウルの判定を下す時にどれだけコンシダレーションポイントが大事なのかがよく理解できて良かったです。
〇具体的にその行為はどんなことであるのか、何処で何をしたのかを考慮事項に含めることと、言葉にも色々な解釈の仕方があり、英語版の競技規則を読むのも大切であることを学ぶことが出来ました。